パワープレーがそれほどダメでないと思う3つの理由
日本が望むような結果が出てないこともあり、特に2試合続けて終盤に行われたパワープレーについてザッケローニへの批判が高まっているようです。
でも、いろんな人のコメントを聞きましたが、僕はそんなにダメだとは思えないのですよねー。
理由は以下のとおりです。
- 練習していないからダメなのか?
今まで練習していないとか、試合でも見たことがないと言われていますが、これは元日本代表の宮本ツネ様に言わせると、パワープレーは「練習をしなくても日本代表に選ばれるレベルの選手ならできて当たり前」とのことです。
- ザックが嘘をついたからダメなのか?
確かにザックはメンバー選考の際に高さを使った攻撃に対して消極的な発言をしたのですが、これはパワープレーを行わないという意味ではありません。確かに長時間ずっとパワープレーを行っているのであれば采配に疑問が残りますが、残り5分を切った状態で相手を崩せないのであれば攻撃の一つとして選択するのは間違いではないでしょう。
- パワープレーは選手に悪影響を与えるからダメなのか?
今までやらなかったことを試合で指示されたから選手が動揺したという意見もありますが、ザックは吉田を上げることによって「リスクを取ってゴールを奪いに行け」というメッセージをチーム全体に伝えたかったのではないかと僕は思っています。実際、本田もインタビューで「点を取りたいという気持ちが出ているのでしょう」と話しています。
というわけで、コロンビア戦でも後半40分以降になってどうしても点を取らなければならない状況がある場合、もう一度ポストプレーが選択される可能性があります。こうやって考えてみると、ポストプレーはむしろ点を取るための手段であり、戦術とまで言えないような気がするんですけどね。
さて、明日は早朝5:00からキックオフです。
僕は批評家でなくてサポーターなので、日本代表がどんな戦い方をしても、ザックがどんな指示を出しても、そしてどんな結果になってもずっと応援しますよ。
参考資料:
宮本恒靖氏の日本代表分析「パワープレーの選択自体は間違っていない」
http://sports.jp.msn.com/world-cup-2014/gekisaka/article.aspx?cp-documentid=254876207
本田はコロンビア戦のパワープレーに「賛成です」…決定力不足は憂慮
http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/06/23/0007081150.shtml