2020, Tokyo

2020年の五輪開催地が東京に決まった。「東京有利」と言われながらも、結局はIOC委員による投票なのであんまり有利だという根拠がなく、僕はどこに転んでもおかしくないだろうなと思っていた。なので、決定した瞬間僕はテレビの前で喜ぶよりも、ほっとした気持ちの方が大きかった。ああよかったな、って。

 

今日いちにち周囲の反応を見ていると、喜んでいる人がいる反面、反対している人もちらほらいた。反対している人の多くは被災地を絡めたネガティブイメージを持っていて、大部分は以下の理由で賛成できないみたいだった。

 

 

・五輪開催に回す予算があれば復興にお金を使うべきではないのか

 

現時点では五輪開催による復興予算に対する影響というのが定かではないので何とも言えない。今まで予定していた復興予算を削って五輪を開催するならともかく、復興予算か五輪開催費かという二者択一の問題ではないだろう。やり方次第でいくらでも配分を考えることはできると思うんだけど。

 

 

・被災地が苦しんでいるのに五輪を開催すべきなのか

 

上記の理由が財政的な理由であることに対し、こちらは心情的な意味合いが強い。この問題は震災発生直後の自粛ムードの時にも思ったけど、僕は五輪を開催することが被災地の人々に対して悪いインパクトを与えるとは思えない。そもそも五輪だけが自粛対象となるべきなのかという疑問もあるし。

 

 

というわけで、個人的には五輪開催を楽しみにしたい。2020年に自分がいくつになっているんだってことはさておき。