バイアスとの戦いは続いていく

毎月うちのお店で定例で行っている数学セミナーが昨日あった。今回は「ウワサ話とうまくつきあうには」というテーマだった。なんでこれが数学なの?と思う方もいると思うけど、数学の論理的思考力を磨けば、アヤシイ話に振り回されなくなりますよ、ということらしい。ふむふむ、なるほどね。

 

で、アヤシイ話に騙されずにきちんと自分の力で判断するには、バイアス(おそらく偏見とか先入観という日本語が最も適切だと僕は思っているけど、それでいいのかな?)について知っていなければいけない。

 

僕はバイアスと一番うまくつきあうには(客観的に判断するには)、「自分はたぶんいろんなバイアスを持っているから気をつけないと」って普段から気をつけることだと思っている。

 

逆に言えば、「私はバイアスなんて無縁だ、いつも冷静で客観的に物事を判断できる」と思ってしまうのがすでに立派なバイアスなんじゃないかと。なんだかパラドックスみたいな表現になってしまうけどね。

 

でも残念ながらそういうバイアスを持っている人って、世の中にたくさんいるみたいだ。僕もうっかり(というかしょっちゅう)バイアスに振り回されているけど、なるべくそういう人たちに近づかないように気をつけよう。でもこれも一種のバイアスじゃないの?って言われたら否定できないけどね。うーむ、弱った。まあいいか。